『借金の底なし沼で知ったお金の味』:最近読んだ本で一番面白く怖かった本
今日はとてもおもしろい本を読んだ。
それがこちら。
『借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記』 金森重樹/著
借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
- 作者: 金森重樹
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/02/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ネット上では「通販大家さん」として知られているよう。
金森さんの現在のビジネスモデルの内容は別として、
この本は非常に面白かった。
とても具体的で自分が借金を背負ったらこうなる
のだろうという想像ができて怖かった。
他人事ではないと思った。
連帯保証人や住宅ローン、儲け話などこれからいくらでも
自分に降りかかりうる。
そういった時、自分もハマりうるのだと、
気をつけなければならないと身につまされた。
人間の欲望や射幸心をついて相手は近づいてくる。
住宅ローンや生命保険、車の購入。
そういった高額な買い物では
自分が気が付かないところで搾取されうるのだとも思った。
自分の頭で考えることの重要性を再実感した。
誰が言ったかでは判断してはいけない。
自分が理解できないのなら、
支払う金額はなくなっても良い金額しか出してはいけいない。
「その話を見ず知らずの18歳のフリーターが話しても納得できるのか?」
誰が言っているかではなく、内容で判断するために、
儲け話や疑問を感じる話があったら、
このように自分に問うようにしようと思った。
なぜなら、その主張内容が正しいのであれば、
論拠があるので、誰が言おうと納得度は変わらないはずだからだ。
もし、18歳のフリーターが言ったなら信用出来ないと思ったのであれば、それは主張内容ではなく言った人に依存している状態。
つまり、内容で自分は判断できていない状態ということ。
自分の頭で考えることとは、
誰が言ったとしてもその内容の良し悪しを判断できる状態ということ。
判断できないのであれば、
それは無限大のリスクがあるので手を出しては行けない。