ちきりんさんの“「人生はあと10年」という前提で人生設計をする”という考え方に共感:登山のようにプロセスも満喫したい。
今ちきりんさんの『未来の働き方を考えよう』を読んでいる。
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる (文春文庫)
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/11/10
- メディア: Kindle版
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そこにこのような記述がある。
「私は30代後半以降、常に「人生はあと10年」という前提をおいて、キャリア設計や働き方のコントロールをするようになりました。10年後に人生が終わっても、後悔しない、本当に楽しい人生だった、やりたい事は全てできたと思える生き方をしようと決めたのです」
私はこれを読んで、あと10年という期間で考えるのは丁度よいと思った。
それは「明日人生が終わっても悔いのないような生き方をする」といった視点だと刹那的過ぎるし、「100歳まで生きると仮定した生き方をする」という長期スパンだとイメージがわかないがが、10年だと具体的なイメージもできるし現実性も高い人生をイメージできるから。
あと10年。
今は私はアラサーなので10年後にはアラフォーになっている。
その時にどのような自分でありたいのか。
どのような状態であったら自分は満足感と幸福感を感じられているのか。
食と住、人との関係を大切にし、関東の田舎で一軒家を借り、家族とイヌと一緒に平和に暮らしている。
よく眠り、よく食べ、よく運動する。
そして自分がやりたいことをやれている日々。
隣には素敵な石田ゆり子さんのようなパートナーがいて、何気ないが平和な毎日を満喫している。
このようなアラフォーになれていれば結構満足度は高いと思う。
そしてこのような状態に到達することだけではなく、到達するまでのプロセスも大切にしたい。
人生は登山のようなものだと思う。
頂上にたどり着けばよいというものではない。
どの山に誰と登るかを考え、準備をして、景色を楽しみ、自分と向き合いながら山頂を目指すというプロセス全てが登山の面白みだと思う。
ただ、これらのプロセス一つ一つを満喫することが登山の面白みを最大化させてくれる。
人生も同様に、ただ頂上を最短距離で最速で目指すことだけが人生における幸福度を最大化させるわけではない。
私はそのように考えている。
どの山に昇かを今は考えつつ動いている。
このプロセスもしっかりと満喫したいと思った。